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2017年4月

 放線菌からできる抗菌性保存料

  だんだん暖かくなってくるこれからの季節は、とても過ごしやすい時期なります。出かけること
  が多くなり、コンビニを利用する機会も増えるのではないでしょうか。

  人間が過ごしやすい季節は、微生物も活発になる時期です。この時期に気をつけなくてはいけな
  いのが、「食中毒」です。

  コンビニで販売されているおにぎりは、なるべく長い時間の保存がきくように、食品添加物が使
  用されています。


  食中毒の原因となるのは、食品の微生物、特に腐敗菌です。
  その食品の腐敗菌やカビなどの微生物の増殖を防ぐ目的で使用される主な食品添加物が保存料で
  す。

  この保存料には、いくつかの種類があり、保存させようとする食品によって変わってきます。


  その中に、食中毒を予防するために使用されることの多い「ポリリジン」という物質があります。

  ポリリジンは、自然界に多く存在する微生物の一種である放線菌を培養すると、その培養液に蓄
  積されるもので、それを精製して得られます。

  ポリリジンには種類があり、食品添加物に使用されるのは、「ε-ポリリジン」と呼ばれる種類で
  す。

  抗菌性物質として殺菌性に優れていますが、カビだけには効果が弱いとされています。

  熱やアルカリにも安定性のあるのが大きな特徴で、加工食品に広く活用されています。

  少量の使用でも抗菌効果が高いことから、主に腐敗しやすい生めん、ゆでめん、スープ・つゆ類、
  米飯加工食品、各種お惣菜類など、幅広く使用されているようです。

  パッケージの原材料のところを気にかけて確認してみると、非常に多くの食品で目にすると思い
  ます。


  これも、天然物を利用した抗菌防臭作用ですので、一般的には安全とされていますが、慢性毒性
  があるともいわれているようです。

  現代ではなかなか難しいですが、やはり食品添加物が使用されている食品の過剰摂取は気をつけ
  ましょう。

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 薬の使い方が求められている

  結核は、依然として世界3大感染症の一角を占めています。

  先日、日経アジア感染症会議が開かれ、結核対策の課題を指摘する声も多かったようです。

  現状問題となっているのは薬剤耐性菌で、結核に対する主要な抗菌剤が効かないタイプが増えて
  いることが報告されたようです。

  中国の発表では、ここ10年強で有病率が半減したが、発症率は高い水準で、多剤耐性結核も流
  行しているということです。


  日本においても、結核は明治時代から昭和20年代までの長い間、「国民病」「亡国病」と恐れら
  れ、命を落とす方が非常に多かった病気だったのですが、微生物学者のセルマン・ワックスマン
  が、1944年にカビからストレプトマイシンの作成に成功します。
  この抗生物質のおかげで劇的に状況が変わり、結核は治る病気となりました。

  ストレプトマイシンの後にも、次々と結核に対する抗生物質が開発され、「抗結核薬」として広
  く認められているものは、10種類を超えています。


  結核菌は非常に生命力の強い菌のため、しっかり最後まで薬を飲み続けないと、ぶり返してしま
  います。その間に薬に対する耐性を獲得してしまうこともあり、現在2種類以上の薬を併用する
  のが鉄則となっています。


  それでも、新たな多剤耐性菌が出現していることが問題となっており、これに立ち向かおうと、
  2014年、大塚製薬が多剤耐性の結核治療薬を発売しました。
  抗結核薬としては約40年ぶりの新薬となり、話題となりました。

  この治療薬は、結核菌の細胞壁の合成を阻害する新たな作用を持っており、すでに世界抗結核薬
  基金を通じて、世界45カ国で使われているということです。

 

  近年、抗菌剤の無駄な多用により耐性菌が増えていることが問題となっており、先月、厚生労働
  省は、「不必要な抗菌薬を減らす」ための医療関係者向けの手引きをまとめました。

  結核には抗菌剤が有効ですが、いずれにしても、いろいろな面で正確に慎重に正しく医薬品を使
  うことが求められています。

  

 

 麻しんの流行期 集団感染が発生

  読売新聞の記事によると、麻しん(はしか)の集団感染が相次いで発生しているということです。

  海外で麻しんに感染し、国内に麻しんウイルスを持ち込み、それが拡大して集団感染に発展して
  いるとみられています。


  今年の感染者数は、4月2日までに99人となっているということです。
  昨年は、関西空港での33人の集団感染を含めて約160人の感染者でしたが、今年はそれより
  早いペースで増加している模様です。


  集団感染の発生が最も多い地域は、山形県で57人に感染している模様です。
  インドネシアから帰国した男性が、山形県の自動車教習所の合宿に参加し、拡大させてしまった
  ようです。

  この他、三重県で20人、広島県で11人の集団感染が発生しています。


  2015年の3月に日本は、WHO(世界保健機関西太平洋事務局)により、麻しんの排除状態
  にあると認定されていますが、海外からウイルスが持ち込まれることで、感染が拡がっています。


  麻しんは、急性の全身感染症です。他の全身感染症には、水疱瘡、伝染性紅斑(リンゴ病)、手
  足口病など、様々なものがあります。


  感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染とどんな経路からでも感染する、非常に強力な感染
  力を持っています。
  麻しんの免疫がない人の集団に1人の感染者が入ると、12~14人に感染するとされていると
  いうことです。ちなみに、インフルエンザは1~2人とされています。


  感染すると風邪の症状が現れ、その後39℃以上の高熱と発疹が出現する非常につらい病気です。
  肺炎や中耳炎を合併しやすく、脳炎を発症する人も1,000人に1人の割合でいるといわれてお
  り、とても注意が必要な感染症の一つです。


  麻しんの流行期は、毎年春から初夏にかけてのこの時期です。

  麻しんは予防接種で防げる病気です。ワクチンを接種し、免疫を獲得しておきましょう。

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 固定電話、全国一律の低料金に

  約1年半前にNTTは、2020年代に全国の固定電話を「IP電話」に切り替えると発表して
  おりました。

  各種メディアによると、NTTは、IP電話化を2020年に着手し、25年初めまでに完了さ
  せると発表しました。
 

  IP電話網になると、全国どこへかけても一律8.5円の料金設定となり、適用は24年初めを予
  定しているようです。

  新料金は、現在の市内通話と同額であり、長距離にかける場合は大幅に通話料が安くなります。

  IP化に伴う工事は、NTT側の設備だけで完結し、利用者の自宅で工事をしたり、専用の装置
  を置く必要もなく、追加の料金は発生しないとしています。


  現在、携帯電話が普及したため、固定電話の契約数が減少傾向ですが、法人利用では、まだまだ
  固定電話が多いようです。
  当社のお客様でも、圧倒的に固定電話の会社が多くいらっしゃいます。

  固定電話の信頼性・安定性・安全性は重要なポイントです。


  今後通話料金が全国一律になり、安くなってくると、固定電話が使いやすさの面から見直されて
  くることになります。

  やはりビジネスには、充電を気にせず、電波の具合も気にかけなくても済む固定電話ですね。
 

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