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2016年5月

 細菌性食中毒が多くなります

  5月20日から21日にかけて、福井県において学校給食が原因で、小中学生の児童と教職員合わせ
  て287人が被害となる集団食中毒が発生しました。
  患者からはノロウイルスが検出されているということで、食中毒の原因になった可能性が高いという
  ことです。

  5月23日には、兵庫県のゴルフ場でレストランを利用した29人が下痢や発熱を訴えるという集団
  食中毒が発生しています。

  また同じ日に、鹿児島県で高校生7人が食中毒の症状を訴え、こちらは食中毒菌のカンピロバクター
  が検出されています。


  食中毒にはウイルス性と細菌性があり、ノロウイルスは前者、カンピロバクターは後者に分類され
  ます。


  ウイルスは、寒い時期や乾燥していても生きていることができます。ウイルスが食べ物を通じて体内
  に入ることで、人の腸管内で増殖し、食中毒を引き起こします。ウイルスは食べ物の中では増殖しま
  せん。

  細菌は、温度や湿度などで増殖の条件が整い、細菌に感染した食べ物や、細菌が増殖した食べ物が
  体内に入ることで食中毒を引き起こします。

  ですので、温度や湿度が上がるこれからの季節は、細菌が原因となる食中毒が多く発生するわけです。


  細菌性食中毒の原因となる細菌の代表的なものは、腸管出血性大腸菌(O157など)、腸炎ビブリオ、
  サルモネラ、カンピロバクターなどあります。

  食中毒の原因となる細菌の多くは、約20℃ぐらいで活発に増殖し始め、体内温度ぐらいが最も活発
  になります。
  しかし、大半の細菌は75℃以上で十分に加熱すれば死滅することがポイントです。
  ただし、毒素の効力を無効にするには、80℃以上の高さが必要な場合もあります。


  厚生労働省の統計では、もっとも食中毒が発生している場所は飲食店が圧倒的に多く、次に家庭での
  発生が多いようです。

  食中毒予防の原則は、1つは食べ物に細菌をつけないということです。それには、よく手を洗って
  食品を扱うことです。

  2つ目は、細菌を増やさないということです。温度が上がると細菌の増殖力が活発になりますので、
  低温で保存し増殖力を弱めることです。

  3つ目は、細菌を死滅させることです。ほとんどの細菌やウイルスは高温に弱いので、十分に加熱
  することです。加熱できない調理器具などは熱湯で消毒します。


  食中毒の原因となる特性を理解し、しっかり予防しましょう。

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 日本でも結核の集団感染が増加傾向

  ここ数ヶ月の間に、結核の集団感染が相次いで発生しています

  3月には、茨城県内の病院で発生し、最終的に30人が感染したことが分かり、12人が発病して
  います。

  4月には、東京渋谷警察署で発生し、32人が感染して、7人が発症しています。


  そしてまた、結核の集団感染が発生しています。

  5月14日の佐賀県の発表では、県内の医療機関で発生。10人が感染し、5人が発症したという
  ことです。
  そのうち80代の女性1人が亡くなっています。

  佐賀県内の結核集団感染は、今回を含め10年間で7件が発生しているようです。


  また、東京都が5月17日に発表したところによると、新宿区内の日本語学校などで、留学生や
  日本人教員ら44人が結核に集団感染したということです。
  そのうち10人が発症したとしています。

  同校に通う20代の留学生が、昨年11月に結核と診断され、その留学生と接触した学生や教員
  にも感染が広がっていました。
  感染源となった留学生は昨年4月に来日しており、結核菌は海外から持ち込まれた可能性が高い
  ということです。


  近年、結核の集団感染の報告数が増加傾向にあります。

  「結核は過去の病気」という認識が多く、風邪と勘違いされやすいため、発見が遅れてしまうこと
  があります。
  医師でも結核を疑わず見過ごしてしまうこともあるようです。
  ある結核に罹った芸能人も、病院に行ったものの、すぐには肺結核と診断されなかったそうです。

  このような認識から集団感染へと広がってしまう要因となっています。


  せきやたんが2週間以上続いたら結核を疑い、早めの受診をしましょう。

  回りの人にも感染が拡大しないように、常日頃から予防対策を心がけましょう。

  

 カビを簡単に見過ごさない

  まもなく梅雨に入り、カビが気になる季節になります。
  梅雨時は、気温も湿度も上がり、カビにとっては最適な環境です。


  カビは何処にいて、いろいろなところで繁殖するのか。

  目には見えませんが、カビは空気中に浮遊していて、多いときには1立方メートルあたり約1,000
  のカビの菌がいるとされています。
  そして、あらゆるところに付着し繁殖します。

  「温度」、「湿度」、「酸素」、「栄養」があれば、カビ繁殖の条件が整います。
  目に見える頃には、相当数が増殖している状態です。


  また、いろいろなところに付着するだけでなく、空気中に浮遊していることから、知らないうちに吸い
  込んで、体内に入っています。その数は、毎日1万以上といわれています。


  カビには、約30万種類以上あることが確認されています。

  その中には、お酒やしょうゆ、漬物などに使用されたり、医薬品の原料となったり、人間の役に立っ
  ているカビがいる一方で、人間に害を及ぼすカビまでいます。


  人間が吸い込んで害を及ぼすカビは、現在約100種類ぐらいが確認されています。


  これからの季節に、カビによる病気で注意が必要なのが、「夏型過敏性肺炎」です。
  「トリコスポロン」というカビの胞子が原因となる肺炎で、アレルギーを引き起こします。
  夏風邪と間違われやすく、治りにくい特徴があります。


  空気中のカビを吸い込んで体内に入るほかに、カビが生えた食べ物を食べて体内に入れてしまう
  リスクも多いにあります。

  カビが産生する二次代謝産物の中で、有毒物質である「カビ毒」が体内に入ると、健康被害を及ぼ
  します。

  現在、300種類以上のカビ毒が確認さているとされており、その中で「アフラトキシン」は、天然
  物質の中で最も発がん性が強いといわれております。


  現代の住宅は、気密性、断熱性が高くなり、逆にカビが繁殖しやすい環境にもなっています。
  室内や押入れ、クローゼットなどまで、こまめに風を通すことで湿気を逃がすことができます。
  ちょっとでも通気を心がけるようにしましょう。


  繁殖してしまったカビには、二酸化塩素が有効です。

  当社のぱいぷクリンWはカビ対策にも有効です。

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