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風邪に似た症状の結核

  結核は、咳やたんなどの風邪に似た症状が出ることが多い病気です。結核とは、人から人へ感染する
  「結核菌」という細菌が引き起こします。

  明治時代から昭和20年代まで「国民病」と恐れられ、日本人の死因の1位でしたが、国をあげて予防や
  治療に取り組み激減しました。

  しかし、未だ恐ろしい病気には変わりなく、一昨年は2万人以上の人が発病し、2,110人の人が亡くなっ
  ています。欧米先進国に比べ、日本の患者の割合は高く、中まん延国とされています。

  結核に罹患すると、完治するためには最低でも半年間、薬を飲み続けてなくてはなりません。途中で飲む
  ことをやめてしまうと、薬が効かない菌に変化する可能性があります。
  最近、複数の薬が効かない「多剤耐性結核菌」が見つかっているのは、そのことが原因かもしれません。

  正岡子規など結核により命を失った歴史上の人物は少なくないようです。

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