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 RSウイルス感染症も未だ流行中

  愛知県の幼稚園児らの食中毒集団感染など、ノロウイルスの流行が話題になっておりますが、9月
  初めより流行が拡大し始めましたRSウイルスも、現在も患者数が高止まりしており、東京都では
  1定点あたり1.25人前後で推移しています。

  全国の患者数は、国立感染症研究所の発表では、11月中旬で6,500人を超えており、医療機関に
  行かない人を含めれば、もっと多くの感染者がいると思われます。

  11月下旬において、都道府県別での患者数が最も多かったのは、大阪府で724人。その後、北海道
  (392人)、愛知県(355人)、東京都(310人)と続いています。
  大阪府は、前調査期間より特に増加しています。

  例年、RSウイルス感染症の流行期間は、11月~1月ですが、今期は早い段階から拡大しました。


  RSウイルス感染症の症状は、成人においては軽い風邪程度の症状ですみますが、乳幼児期において、
  初めて感染発症した場合は、細気管支炎や肺炎といった重篤な症状が出る可能性が高まります。

  生後2歳までに感染する確立は、ほぼ100%とされておりますので、感染してしまった場合には特に
  注意が必要です。


  RSウイルス感染症は、1度かかっても何度でも感染し発病する感染症です。大人になっても再感染
  を繰り返しますので、家族内でも感染率が高いことが明らかになっています。


  感染経路は、くしゃみや咳によって発生する飛沫を介しての飛沫感染と、感染している人に直接触れ
  たり、ウイルスで汚染されたドアノブや手すりなどの物品を介して感染する接触感染とされております。


  予防対策は、飛沫感染対策としてマスクを着用し、接触感染対策としては、こまめな手洗いと、
  身の回りの消毒が基本的な予防方法です。

  電話しょうどく・パソコンしょうどくも、リスク軽減のための予防対策です。

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