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 インフルエンザ患者数が激増

  昨年末ころから増加傾向であったインフルエンザの患者数が、ここにきて急激に増加しています。


  厚生労働省によると、全国の指定された医療機関約5,000ヶ所(定点)の1定点当たりの患者報告数
  は、2月1日から7日までの第5週で34.66に上っています。患者数にして171,570人になります。

  1月の初めの週で定点当たり報告数が2.02となり、流行開始の指標である1.00を上回ってから、
  1月25日から31日では22.57と前週の2倍に増加しました。
  さらに今回の発表で1.5倍に増加しています。


  都道府県別では、神奈川県が48.95でトップとなっています。次に埼玉県(47.52)、愛知県
  (45.24)、千葉県(44.91)、福岡県(44.40)、北海道(43.75)とと続いており、
  前週から比較して首都圏が急激な増加傾向にあります。
  東京都も39.43で、前週より1.5倍に増加しています。


  年齢別では、5~9歳が一番多く約40万人と飛び抜けています。次に多いのが0~4歳と10~14歳で、
  それぞれ約22万人となっています。その他の多い年代では、40代が約19万人、30代が約18万人と
  なっています。


  疾患年齢層をみると、集団生活よる小中学生の感染リスクが高いことが分かります。
  学級閉鎖、学年閉鎖が相次いでおり、第5週において学級閉鎖は4,765件、学年閉鎖が1,153件
  となっています。休校も77校あります。

  学級閉鎖数を都道府県別でみると、愛知県が444クラスで一番多く、次いで東京都で428クラス
  となっており、この2都県が飛び抜けています。


  厚生労働省は、今シーズンの流行開始時期が1ヶ月程度遅かったため、流行ピーク時期も例年より
  遅れ、2月後半から3月にずれ込む可能性があり、過去11シーズンの例からピーク時期が遅れても
  疾患者数が低く推移したわけではなかったため、発生動向には注意しておく必要があるとしています。


  感染対策の基本としては、飛沫感染対策としてのマスクやうがい、接触感染対策としての手指衛生を
  徹底することが重要です。

  さらに感染リスクを減らすために、電話しょうどく、パソコンしょうどくもプラスしましょう。

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