カビを簡単に見過ごさない
まもなく梅雨に入り、カビが気になる季節になります。
梅雨時は、気温も湿度も上がり、カビにとっては最適な環境です。
カビは何処にいて、いろいろなところで繁殖するのか。
目には見えませんが、カビは空気中に浮遊していて、多いときには1立方メートルあたり約1,000
のカビの菌がいるとされています。
そして、あらゆるところに付着し繁殖します。
「温度」、「湿度」、「酸素」、「栄養」があれば、カビ繁殖の条件が整います。
目に見える頃には、相当数が増殖している状態です。
また、いろいろなところに付着するだけでなく、空気中に浮遊していることから、知らないうちに吸い
込んで、体内に入っています。その数は、毎日1万以上といわれています。
カビには、約30万種類以上あることが確認されています。
その中には、お酒やしょうゆ、漬物などに使用されたり、医薬品の原料となったり、人間の役に立っ
ているカビがいる一方で、人間に害を及ぼすカビまでいます。
人間が吸い込んで害を及ぼすカビは、現在約100種類ぐらいが確認されています。
これからの季節に、カビによる病気で注意が必要なのが、「夏型過敏性肺炎」です。
「トリコスポロン」というカビの胞子が原因となる肺炎で、アレルギーを引き起こします。
夏風邪と間違われやすく、治りにくい特徴があります。
空気中のカビを吸い込んで体内に入るほかに、カビが生えた食べ物を食べて体内に入れてしまう
リスクも多いにあります。
カビが産生する二次代謝産物の中で、有毒物質である「カビ毒」が体内に入ると、健康被害を及ぼ
します。
現在、300種類以上のカビ毒が確認さているとされており、その中で「アフラトキシン」は、天然
物質の中で最も発がん性が強いといわれております。
現代の住宅は、気密性、断熱性が高くなり、逆にカビが繁殖しやすい環境にもなっています。
室内や押入れ、クローゼットなどまで、こまめに風を通すことで湿気を逃がすことができます。
ちょっとでも通気を心がけるようにしましょう。
繁殖してしまったカビには、二酸化塩素が有効です。
当社のぱいぷクリンWはカビ対策にも有効です。
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