インフルエンザを治す薬はありません
2月に入った現在も、インフルエンザが非常に流行しています。
国立感染症研究所が発表している「インフルエンザ流行マップ」を見ると、関東地方から九州
地方にかけて、警報レベルを超えている都府県がほとんどの状況で、日本地図が赤く染まって
います。
2017年第5週(1月30日から2月5日)の定点当りの報告数が50を超えている都道府
県は、福岡県(55.03)、宮崎県(54.02)、愛知県(51.44)、高知県(50.60)
で、4県もあります。その他にも、多くの県で大流行しています。
学校においては、学級閉鎖、学年閉鎖になっているところもあります。
第5週の1週間に、インフルエンザで医療機関に受診した患者数は、推計約199万人に上って
います。
それだけ多くの方が受診し、おそらくインフルエンザの薬としてもらっていると思われます。
ただしそれはインフルエンザを治す薬ではなく、インフルエンザウイルスの増殖を抑えるため
の薬です。
治すのには、体に備わっている免疫力がウイルスを退治してくれるのを待つしかありません。
ですので、かからないように予防することが、ある意味一番良い薬になります。
かからないようにするには、まず、インフルエンザが人から人へどうやって移っていくのか、
よく理解しておく必要があります。
インフルエンザの感染経路には、感染している人のくしゃみや咳で出るしぶきを吸い込むこと
によって感染する飛沫感染と、感染している人のウイルスを含む唾や鼻みずが手に付着し、そ
こからドアノブやつり革などを介して手に付着し感染する接触感染が主だといわれています。
しかし、実際にはどの感染経路が多いのか、まだはっきりと分かっていませんし、今後もはっ
きりするとは思いません。
ですので、あらゆる感染経路を想定して、予防をするのが一番です。
予防の定番、手洗い、うがい、マスク着用は最低でも行いましょう。
厚生労働省では、手を洗うときは石けんを使って最低15秒以上、指の間や手首まで含めて
しっかり洗うことを推奨しています。
あらゆる感染経路を想定して、オフィスの予防の定番「電話しょうどく」、「パソコンしょう
どく」もやりましょう!
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