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 ミツバチの驚くべき天然物質

  ミツバチが作るものも、自然の力のすごさと感じるものがたくさんあります。
  ハチミツ、ローヤルゼリー、蜜ろう、プリポリスなどがよく知られています。


  その中で、「プロポリス」は優れた抗菌性を有することが分かっています。

  ミツバチは、さまざまな樹木の樹脂を集めて、自分自身の分泌物と混ぜ合わせてプロポリスを
  作ります。

  そのプロポリスを巣作りに利用し、その抗菌性を活かして、細菌の繁殖を防いだり、病原性の
  細菌やウイルスの巣への侵入を防いでいるとされています。

  驚くべきことにミツバチは、巣の入り口を狭く長いトンネル状にし、そこにプロポリスを塗る
  ことによって、そこを通るミツバチに付着している有害菌の減菌もしているといわれています。
  クリーンルームのバリアシステムのようなものです。

 

  この優れた抗菌効果は、早くから人間も気付いていたようです。

  それは、古代ギリシャの頃にすでに知られていたようで、アリストテレスは、プロポリスの効能
  を記述しているということです。

  また、古代エジプトの時代には、ミイラづくりの際に防腐剤として利用されていたことが分かっ
  ています。


  このように海外では、古くから利用されていたのに対して、日本でプロポリスが知られるように
  なったのは1985年で、ずいぶん後になります。

 

  現代においても未知なる部分が多くあるプロポリスですが、現在確認されているだけでも、病気
  やケガなどに対する非常に多くの効能と効果が評価されています。

  また、人工的な抗生物質では効かないウイルスに対しても、抗ウイルス作用があり、増殖を抑え
  る働きが確認されているということです。
  人工的な抗生物質を全く受け付けないマイコプラズに対しての効果も確認されているということ
  です。


  さらに、日本の研究グループが、抗腫瘍活性をもった物質が含まれていることを発見し、抗ガン
  効果があるとして注目が高まり、研究が進められているようです。


  病気以外にも、歯磨きの際の口内消毒や、ヤニ取り、強力な麻酔作用、花粉症軽減などいろいろ
  利用できるようです。

 

  プロポリスはネット通販などで普通に購入できますが、高額なものもあります。

  天然のものですので、産地、産出時期、抽出方法によって成分の含有量が変わり、効能効果にも
  違いが出てくるということなので、気をつけなければいけません。

 

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 悪い麹菌

  まだまだ高温で湿度の高い日々が続いており、カビが繁殖しやすい時期です。


  カビは、基本的に人にとって良くないものですが、役に立つカビもあります。

  代表的なものは、麹カビです。麹菌とも呼ばれ、しょうゆ・味噌・酒類などに利用されてきま
  した。

  麹カビは、学名「アスペルギルス」と呼ばれ、しょうゆなどの発酵食品に利用される菌なども
  含めて、アスペルギルスには現在200種類以上が知られています。


  その中でも、「アスペルギルス・オリゼー」は、醸造に欠かすことのできない麹菌で、清酒や
  味噌に使用される麹菌は、すべてこのアスペルギルス・オリゼーです。
  分解能力が非常に優れており、みりん、お酢、甘酒もこの麹菌が利用されます。


  しょうゆづくりに使われる麹菌は、「アスペルギルス・ソーエ」と呼ばれる麹菌で、タンパク
  質の分解に優れているようです

 

  但しアスペルギルスの中でも、人に有害な麹カビもあります。

  仲間の「アスペルギルス・フラバス」は、「アフラトキシン」という発がん性のカビ毒素をつ
  くる麹カビで、要注意なカビです。


  アフラトキシンには、アフラトキシンB1、B2、G1など数種類がありますが、その中の
  B1は、天然物でもっとも強力な発ガン物質といわれています。


  アフラトキシンをつくるカビが発生しやすいものは、トウモロコシ、落花生、豆類、香辛料、
  木の実類と、その加工食品です。大豆、小麦、米などの穀類及びその加工品にも、発生する
  こともあります。

  アフラトキシンは、熱に非常に強いことも厄介なところです。


  アフラトキシンを大量に摂取すると、急性の肝障害を起こします。インドやケニヤで集団中毒
  が発生し、多くの人が亡くなっています。
  ケニヤの集団中毒は、湿気の多い環境下でトウモロコシを保存し、その間にカビが発生し、
  アフラトキシンに汚染されたと考えられています。

  少量を長期間摂取した場合は、肝がん発生の可能性が高くなるとされています。


  現在までのところ、国産食品で規制値以上のアフラトキシンが確認されたことはないとされ、
  輸入食品に注意が必要とされています。

  とはいえ、カビが発生している食物を口にするのは体によくありませんので、カビが生えて
  ないかよく見て食べましょう。

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 夏期休業のご案内

  いつも有難うございます。

  誠に勝手ながら、2017年8月11日(金)から8月16日(水)まで、夏期休業とさせて
  いただきます。
  8月17日(木)から平常どおり営業致します。

  休業期間中に頂きましたお問合せにつきましては、8月17日(木)より順次対応させ
  頂きます。
  ご不便をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

 リケッチアもあります

  リケッチアという病原体らしからぬ名前の細菌がいます。

  リケッチアは、生きた細胞内で増殖する特殊な小さな細菌です。

  もともと野山に生息するダニやツツガムシなどの節足動物に寄生しており、それらに刺される
  と感染します。

 

  リケッチアが原因の感染症は、「ツツガムシ病」と「日本紅斑熱」が主なものです。

  ツツガムシ病は、ツツガムシという小さなダニの幼虫が媒介し、日本紅斑熱は、マダニが媒介
  します。


  マダニについては、マダニが媒介するウイルスによる感染症で死者が出たことが話題になって
  います。
  この感染症は、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)で、2011年に中国の研究者らによっ
  て発表された新しいウイルスによるダニ媒介性感染症です。

  リケッチアは、1907年にアメリカの科学者が発表しており、その科学者の名にちなんで命名
  されました。


  ツツガムシ病も日本紅斑熱も潜伏期間を経て、40℃前後の高熱、発疹、倦怠感の症状が現れ
  ます。
  両方とも「刺し口」と呼ばれる中心が黒いかさぶたのようなものができ、それで気付くことも
  あるようです。


  ウイルスに似て生きた細胞に侵入しなければ増殖できない性質ですが、細胞としての装備を備
  えた細菌であるため、抗生物質で治すことができますが、この感染症に気付かずに診断・治療
  が遅れて、死に至ったケースもあります。

  毎年の感染者数は意外と多く、ツツガムシ病は2016年には500人を超えています。
  日本紅斑病は例年200~300人程度で推移しています。


  野山でダニに刺されたからといって、必ずリケッチア症になるわけではありません。
  過度に心配する必要はありませんが、野外で行動する場合は、必要以上に肌を露出しないこと
  と、野生動物の死骸などにできるだけ触れないことなどして注意しましょう。

 

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 手足口病が急増 それ以外の感染症も

  手足口病は、これから流行する夏風邪の一つで、特に乳幼児が感染しやすい病気です。

  その手足口病の患者数が、例年より多くなっていると、日本経済新聞の記事にありました。


  手足口病は、エンテロやコクサッキーというウイルスが原因の感染症です。
  ウイルスが原因ですので、抗生物質は効果がありません。ワクチンもありませんので、予防が
  大切になります。

  感染経路は、飛沫感染、接触感染が主な経路といわれていますので、手洗いやマスクが予防対
  策となります。

  ただ、発症しやすいのは乳幼児が多く、生活距離が近いため、保育園や幼稚園での集団感染が
  起こりやすい状況になるようです。


  症状は、最初に口の中に痛みが生じ、口内に白いポツポツができ、手のひらや足の裏、指の間
  にも拡がる白い2~3mm程度の水疱性発疹が出ます。

  約3分の1の人は発熱を伴うことがありますが、通常軽い症状で済むことがほとんどで、子供
  のうちにかかって免疫をつける感染症のようです。

 

  国立感染症研究所に発表によりますと、6月19日から25日の全国から手足口病の患者報告

  数は7,613件あり、1医療機関当たりでは、2.41人となっています。

  都道府県別では、飛びぬけて大阪府が多く、その次に兵庫県、福岡県、東京都、神奈川県、
  愛知県の順で多くなっています。
  1医療機関当たりの患者数が多いのは、高知県、鳥取県、香川県、滋賀県、宮崎県などで、西
  の方から流行してきているようです。

 

  この国立感染症研究所の週報によると、手足口病以上に、咽頭結膜熱やA群溶血性レンサ球菌
  咽頭炎も例年以上に患者数が多くなっているのが分かります。


  また結核についても、この1週間で436人の患者が報告されております。
  今年の累積数は10,547人もの患者がいるということです。昨年同時期と比較してほとんど
  変
わっていないというのが現状です。


  今年はそれほど話題になっていませんが、デング熱もすでに3件の報告数があります。


  常にさまざまな感染症のリスクにさらされています。それぞれに合った予防知識を身につけ、
  対策をしっかり行うが大切ですね。

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 乳酸菌だけでは足りません

  近年、腸内の状態が健康に重要な役割を果たしているということで、腸内細菌の注目が高まり
  ました。

  食品業界は、腸内細菌が喜ぶという乳酸菌入りの飲食物を次から次へと発売し、猫もしゃくし
  も乳酸菌の状況になっています。


  果たして乳酸菌はほんとうに効果があるのか、ダイヤモンド社発行の週刊ダイヤモンド(6月
  17日発行)が乳酸菌の他、健康食品の信憑性について特集をしています。


  その中で、明治のヨーグルトのことについて書かれたものがあります。

  明治は、3種類の「R-1」、「LG-21」、「PA-3」乳酸菌が入ったヨーグルトを
  それぞれ販売しています。


  2012年にNHKの情報番組で、R-1乳酸菌がインフルエンザの予防に有効という放送を
  したところ、R-1ヨーグルトがバカ売れしたようです。

  しかし、同誌が有効性について明治に問い合わせたところ、その3種類の乳酸菌単体ではそれ
  ぞれの有効性が認められているが、ヨーグルトとしては特定の有効性があるかは分からないと
  いう回答であったようです。


  乳酸菌単体の有効性を巧みに利用して、ヨーグルトにも効果があるとのイメージを植えつける
  販売戦略をしているということでした。


  他にもいろいろな機能性ヨーグルトや乳酸菌飲料の効果やその根拠について書かれていますが、
  科学的根拠を示すことができているのは半分未満です。


  乳酸菌は体に良いことは確かですが、一般的に思われているほど、機能性の効果が得られる確証
  はないのが実情と思われます。


  最近では、ロッテの乳酸菌入りチョコレート「乳酸菌ショコラ」が、当初は「生きた乳酸菌が
  100倍とどく」というキャッチコピーで売り出しましたがが、根拠となる資料がなかったため、
  キャッチコピーの変更を余儀なくされた事例がありました。


  それでも売れるのでしょうか、現在乳酸菌入りの食品がどんどん発売されており、発酵食品で
  ある納豆にまで乳酸菌入りが販売されています。
  吉野家も乳酸菌入り牛丼を提供して始めているようです。


  この特集の中で、ウンチ博士といわれる辨野氏のコラムで次のことが書かれています。

  発酵食品が腸に良いといわれていますが、科学的根拠がそろっているのは、ヨーグルトや乳酸
  菌飲料などの発酵乳製品と納豆ぐらいで、麹やキムチによる腸内環境の改善効果を調べた試験
  はほとんど存在しないということです。

  したがって現段階では、善玉菌による健康効果を求めるなら、ヨーグルトや乳酸菌飲料を薦め
  ています。

  しかし、乳酸菌などのいわゆる善玉菌は、あくまでも脇役的な存在であり、腸を健康に保つに
  は、運動で筋肉を動かして、野菜などで食物繊維を多く摂取することが重要だということでし
  た。


  健康を保つには、体をよく動かし、バランスの良い食事を取ることが基本だということですね。

 

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 春限定の身近な万能薬

  “ヨモギ”といえば、昔から日本で親しまれてきた和菓子のヨモギ餅や草餅を思い浮かべる方が
  多いと思います。

  ヨモギは、野原やあぜ道などに自生する多年草の植物で、香りの良い若葉をすり潰したものを
  草餅などの原料に使用します。

  また、葉毛という葉の裏側には白い綿毛があり、“もぐさ”として用いられるため「灸草」とも
  呼ばれるようです。


  実は、このヨモギにも抗菌作用やいろいろな薬効、効能を有していることが分かっています。

  主成分のシネオールには、抗菌、防腐、抗炎症作用があり、軽い切り傷やすり傷に、ヨモギの
  葉をよく揉んで、出た汁を患部にたらし、その上に葉をのせておくと血が止まり、傷が早く治
  るといわれています。

  またシネオールには虫よけ効果があり、昔の日本では、ヨモギの葉を燃やして煙をたき、蚊や
  害虫を追っ払ってきました。

  さらにシネオールの香り成分には、交感神経の働きを抑えて副交感神経の働きを活発にする効
  果があり、心を落ちつかせリラックスさせてくれます。


  当社の電話消毒薬にも、花粉症軽減効果のために1.8シネオールを含有させており、消毒効果
  とアロマテラピー効果、花粉症軽減効果で電話消毒薬を装着するだけで得した気分になります
  ね。

  このシネオールやα‐ツヨンの精油成分が、あのヨモギ独特の香りを生んでいます。


  ヨモギにはシネオールだけでなく、βカロチンやビタミンC、ビタミンEといった抗酸化ビタ
  ミンも豊富に含まれており、さらにビタミンK、鉄、食物繊維、カリウムの含有量も非常に多

  いことが分かっています。

  あらゆる成分が豊富なため薬効が高く、昔から万能薬として、外用・内服を問わず活躍してき
  たようです。


  現代において、ヨモギ餅と草餅の違いは無いようですが、草餅の方が歴史は古く、その昔は春
  の七草の一つ「母子草」を使って作っていたようです。しかし、江戸時代に母と子を一緒に煮
  るのは縁起が悪いということで、ヨモギに変わったということでした。

  今は、両方ともヨモギの若葉をもち米や上新粉に混ぜて作ります。白玉粉で作る場合もあるよ
  うです。


  残念ながら、今年のヨモギの季節は過ぎてしまいましたので、来年の旬のヨモギ餅を楽しみに
  待ちましょう。

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 「やるし蚊ない」キャンペーン

  今年は5月から暑い日が続き、すでにたくさんの蚊が発生しています。

  2014年に、都内では代々木公園でデング熱のウイルスを持った蚊が確認され、感染者も出ま
  した。

  このため翌年より、東京都は蚊の発生防止の強化月間を定め、対策に取り組んでおります。


  今年は、「蚊の発生防止 やるし蚊ない」という注目を引くキャッチコピーと、4コママンガを
  載せたポスターを作成し、「やるし蚊ない」キャンペーンを展開しています。

  ちょっとした水たまりに、蚊の幼虫であるボウフラが繁殖するため、植木鉢の受け皿や空きビン
  などにたまり水を作らないよう呼びかけています。

 

  多くの種類の蚊の活動時期は春から秋にかけてで、気温が15℃以上になると吸血を始め、吸血
  活動が特に活発になるのは、25~30℃とされています。
  ただし、30℃を超えてくると活動が鈍り、35℃を超える猛暑になると陰で休んでいるという
  ことです。


  ちなみに吸血する蚊は、産卵前のメスの蚊だけです。

  産卵に備えて栄養が必要なため、この時期だけ人の血を吸い、それ以外は、オス・メス問わず、
  花の蜜や植物の汁などを吸って生活しているのだそうです。


  とはいっても、蚊が媒介する病気は危険なものが多く、あるデータによりますと、界中で人間
  の一番の亡くなる原因は蚊であり、1年間で72万人超の人が命を落としていると示されていま
  す。

  WHOの報告によると、特にマラリアは2015年の患者が約2億1千万人、死亡者数は約44万人
  で、その死亡者数のほとんどがアフリカの子どもたちと推定しています。

  マラリアの発症率、死亡率ともに激減しているということですが、それでもまだ、これだけの死
  亡者が出ています。


  他にも、致死率の高い日本脳炎、昨年問題となったジカウイルス感染症、ウエストナイル熱など、
  蚊が媒介する病気があります。


  これらの病気に日本で感染するリスクは非常に小さいですが、蚊に刺されること自体が不快です
  から、まずは蚊の発生の元を断つようにしましょう。

  不要な水たまりを作らないことがポイントです。
  周辺で10日以上水が溜まっているところは要注意です。

 

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 人がコレラの拡大支援

  内線が続くイエメンで、「コレラ」が流行し、多くの死者が出ているということです。

  世界保健機関(WHO)の発表による、5月15日までに全土で184人の死亡が確認されており、
  感染が疑われる患者は1万1,000人に上っていました。

  さらに5月19日には、死者は200人を超え、感染疑いのある患者が2万3,500人となり、急
  速に拡大している模様です。


  イエメンは、長引く内戦の影響で、水道や下水処理などの施設が機能しておらず、衛生状態が非常
  に悪化していることで、コレラの感染源となっているようです。

  さらに、本来コレラは容易に治療できる疾患であるのに、内戦により多くの医療施設が機能を失っ
  ており、支援医療物資はアフリカのジブチで足止めされている模様で、感染の拡大に拍車をかけて
  いるようです。


  コレラは、コレラ菌に汚染された水や食べ物を摂取することで感染します。

  感染すると1~数日の潜伏期間を経て、急性の激しい下痢を引き起こします。
  ただし、ほとんどの人は感染しても症状が軽いか無症状のようです。それでも、感染後一定期間は
  便中にコレラ菌を含んでいるため、他の人に感染させてしまう可能性があります。

  まれに重症化する人がおり、感染して1日以内に激しい水様下痢、脱水症状を起こします。
  下痢を繰り返し嘔吐も伴い、症状が悪化していきます。適切な治療をしなければ、死に至ることも
  あります。


  コレラの発生は、公衆衛生の状態が深く関係しており、飲料水や衛生環境が整備されていない地域
  では、毎年100万から400万人の患者が発生し、2万~14万人が死亡していると推測されて
  います。

  WHOに報告された2015年のコレラに患者数は、42カ国から合計172,454人で、そのう
  ち死亡した人は1,304人ということでしたが、実際はもっと多いといわれており、貿易や旅行な
  どに対する抑制を回避するために、記録をしないという実態があるようです。


  日本は公衆衛生が良い国なので、日本人が感染するのは、もっぱら海外に渡航したときです。

  コレラの感染リスクのある地域は、インド周辺のアジア地域、アフリカ、中南米の一部です。

  これらの渡航先に行く際には、飲食物には十分に気をつけ、なるべく加熱処理されたものを摂取し
  ましょう。

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 優れた抗菌作用をもつ雑草

  暖かい日が続き、雑草がどんどん伸びる季節になりました。
 (実は、雑草という名の草は無いそうで、すべての草に名前が付いているそうです)

  その中には、土の中にどんどん根を張り巡らし、あちこちから顔を出すやっかいなドクダミが
  あります。

  じつは、このやっかいと思われた雑草は、優れた薬効を持ち、古くから民間治療薬として活躍
  してきました。

  効能が多岐にわたることから、「十薬」とも呼ばれます。


  ドクダミの葉には独特の香りがあり、この香りのもととなっているのは、「デカノイルアセト
  アルデヒト」という物質で、強い抗菌作用や抗カビ作用をもっています。

  黄色ブドウ球菌や肺炎球菌、はくせん菌などの細菌や、ウイルスにも効果があるとされていま
  す。


  はくせん菌が原因である水虫の患部に、ドクダミの葉を擦り込むと、水虫菌(足はくせん)の
  発育を阻止する効果があるとされています。

  化膿性の傷やおできには、葉を患部に貼ることで、膿を吸い出し、腫れが引くそうです。


  他にもミネラルやカリウムも多く含み、薬用効果の高いことが証明されています。

  またドクダミ茶は、利尿作用や便通改善、高血圧の予防に良いとされています。


  江戸時代に著された「大和本草」には、「十薬を馬に用いると、十種の薬の効き目があるゆえ、
  十薬という」と書かれているそうです。

  それだけ、昔から万能薬として活用されたのですね。

  ドクダミというネーミングは、あの臭いのせいで毒が入っているのではないかということから
  ついたそうで、せっかくの万能薬なのに、何だかかわいそうな気がします。

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