ホーム>トピックス>トピックス

トピックス

 結核予防週間

  厚生労働省では、結核に関する正しい知識の普及啓発を図る目的で、毎年9月24日から9月30日
  までを「結核予防週間」と定めています。

  この期間、結核予防会が中心となり、全国各地で各自治体と組んで「全国一斉複十字シール運動
  キャンペーン」として街頭募金や無料結核検診、健康相談等を実施されます。


  複十字シール運動は、結核予防を目的に世界各国で行われており、募金をしていただいた方に複十字
  シールを差し上げ、それを使っていただいて、結核予防思想の普及に一翼を担っていただくものです。

  結核は現在でも世界各地で猛威をふるっており、この状況を地球規模で克服していくためのボランティ
  ア活動です。


  この運動は、1904年にデンマークにおいて、収益金で子供のための結核診療所を作ろうと思いつき、
  クリスマスシールとして始められました。日本では、1952年に第1回のシールが作られています。


  結核はひとごとではありません。

  結核について正しく理解し、自分と身近な人を結核から守りましょう。

  http://www.jatahq.org/siryoukan/torikumi/pdf/2016.pdf (公益財団法人結核予防会パンフレット)

  
  2016923143344.jpg

  

 アフリカ 治療から予防へ

  今、エチオピアは、保健ポストという地域拠点を整備し、国の衛生状態の改善に取り組んでいます。

  保健ポストとは診療所のようなもので、感染症の発生状況の把握や薬の処方、妊婦健診などを行っ
  ています。


  アフリカ諸国は、マラリア、エイズ、結核の3大感染症に苦しめられており、国際的な支援を受けて、
  保健や医療サービスの改善を図っています。

  その施策の1つとして、保健ポストが重要な役割を果たしています。


  世界最貧国といわれ、アフリカでももっとも衛生状態の悪かった“エチオピア”は、政府が2005年
  から保健ポストを整備し、急速に衛生状態を改善させました。
  現在、保健ポストの数は1万6千ヶ所にのぼります。

  保健ポストには、1年の研修を経た保健普及員を配置し、保健活動に従事しています。

  昔は、“はしか”で村の子供がバタバタと亡くなっていましたが、今では保健ポストでワクチンを全員
  が接種でき、多くの命が救われているということです。

  2000年と比較して、エイズ罹患率は50%、マラリアによる死者は43%に激減しています。

  (毎日新聞の記事参照)
 

  最近ではジカ熱が世界的な脅威になり、あらゆる感染症が簡単に国境を越え、世界的な問題になる
  ことが多くなっています。

  そういったことから、感染症の世界的流行を防ぐために、先進国が資金を拠出し、アフリカ諸国など
  衛生状態の悪い国を支援し、感染症が拡大する前に、感染症にかからないようにする予防に重点を
  おいて、大きな成果を上げています。


              2016916113817.pngのサムネイル画像        

 "はしか"の感染拡がる

  日本国内での「麻しん(はしか)」の患者が急増していることをうけ、国立感染症研究所は、8月25日
  に“麻しんに関する緊急情報”を発表し、警告しています。


  8月には、麻しんの集団感染に関わる出来事が相次ぎました。

  千葉県では、すでに発熱、発疹が出ていた19歳の男性が、8月14日に幕張メッセで開催されたコン
  サートに参加。その後、麻しんと診断され、他の参加者に感染した可能性があると問題になっています。
  この男性は、他にも東京や神奈川にも立ち寄っていますので、さらに感染拡大の恐れがあります。


  東京立川市では、8月26日に開かれたイベントに、麻しん患者が参加していたことが分かり、新たに
  麻しんの患者が増える可能性があると、注意を呼びかけています。


  また関西では、関西国際空港で麻しんの集団感染が発生しています。
  大阪府の発表によると、接客業務を担当していた従業員を中心に34人が感染したことが分かっている
  ということです。

  国立感染研究所の発表では、今年は特にアジアの国々に渡航暦のある患者の届出報告が目立つというこ
  となので、関西国際空港の集団感染は、それと関係しているのかもしれません。

  さらに9月8日には、兵庫県尼崎市の保育所の園児6人が麻しんに集団感染し、その他に中学生が感染
  したと発表されました。

 

  麻しんは非常に感染力が強く、さらに発疹がでる前の風邪の症状に似た時期の「カタル期」といわれる
  段階が最も感染力が強いことが分かっています。

  そのため、風邪かなと思っているときに、気付かないまま、他の人に感染させていまします。
  麻しんに免疫のない人が感染すると、ほぼ100%発症するといわれています。


  潜伏期間は、10日から12日とされており、症状が出る前に感染者は、さまざまなところで他の人に
  感染させてしまうことになります。
  先の幕張や立川のイベントでは、集団でいる状況のため、あっという間にウイルスが拡がり、それが
  さらにあらゆる場所でばら撒かれる可能性は十分にあります。

 

  世界では、2014年の麻しんによる死亡例は114,900件にのぼります。この中のほとんどは5歳
  未満の小児だということです。

  まだまだ、麻しんで亡くなる人は多いですが、麻しんワクチンの摂取率が上がったおかげで、2000年
  から比較すると、79%も減少しているということです。

 

  麻しんは、麻しんウイルスによるウイルス性疾患です。

  このウイルスは、空気中や物質の表面で最大2時間の活性があることが分かっています。

 

  今回、日本国内で集団感染が発生したということは、まだまだ感染しやすい人が多く残っているという
  ことです。

  麻しんウイルスに対する抗ウイルス治療薬はありませんので、予防対策をしっかり施していくことが
  大切です。

                              201641143421.pngのサムネイル画像                  

 結核の集団感染が多発

  千葉県の船橋市と市原市で結核の集団感染が確認されたと発表されました。

  船橋市では、塾講師を務めている30代の男性が肺結核に感染、発病し、塾に通っていた小学生から
  高校生の43人が感染していたことが分かりました。他にも、その男性の家族と、同僚の塾講師にも
  感染しており、合わせて56人の感染が確認されています。
  そのうち、15人が発病していたということでした。

  船橋市では、それとは別に8人が感染して、6人が発病した集団感染も発生しています。

  市原市でも、2015年9月に結核と診断された女性から感染した可能性があるとして、今年の8月
  までに、その家族4人と接触した人8人の感染者を確認しています。


  千葉県内では、今年に入って、今回のも含め5件の結核の集団感染が発生しています。

  東京や茨城などでも集団感染が発生しており、注意が必要です。

  9月24日から9月30日は、「結核予防週間」です。

 

 夏期休業のご案内

  いつも有難うございます。

  誠に勝手ながら、2016年8月11日(木)から8月16日(火)まで、夏期休業とさせて
  
いただきます。
  8月17日(水)から平常どおり営業致します。

  休業期間中に頂きましたお問合せにつきましては、8月17日(水)より順次対応させ
  頂きます。

  ご不便をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 がん細胞をウイルスで退治

  ウイルスは人間の進化に重要な役割を果たしてきたことが分かっておりますが、また、人間はウイ
  ルスの力を借りることになるかもしれません。

  現在でも、ウイルスを利用してワクチンを製造したり、細菌から抗生物質を製造し、病気に対して
  役に立ってもらっていますが、今度はがん治療に役にたってもらおうと研究が進められています。

 

  「がんのウイルス療法」として、東京大学医科学研究所が研究、開発を進め、このほど医師主導の
  治験を開始すると発表しました。

  開発を進めてきたのは、がん細胞だけに感染し、がん細胞を殺す特別なウイルスで、口にできもの
  を作るヘルペスウイルスの遺伝子を変化させたものだということです。

 

  また、岡山大学の研究チームも、がん細胞だけを破壊する特殊なウイルスを開発、食道がんの治療
  で腫瘍が消えるなどの効果があったことを発表しています。

  こちらは、風邪の原因となるアデノウイルスの遺伝子を操作して開発しています。

  がん細胞は、放射線などで傷ついた場合、自らのDNAを修復して復活する力を持っていますが、
  開発中のウイルスは、その修復機能を邪魔する働きもあり、放射線治療の効果を高めることも期待
  できるそうです。

  岡山大学は、年内にも、臨床試験の計画を提出したいとしています。


  どちらのウイルスも、正常な細胞に感染しても自然に消えて増殖しないため、副作用が起こりにくい
  ということです。


  ウイルスによる治療は、手術、抗がん剤、放射線に続く第4の治療法として注目が集まっています。

  すでにアメリカでは、昨年、口唇ヘルペスウイルスの遺伝子組み換えを行ったウイルスを使って、
  進行した皮膚がんを治療する方法が、アメリカ食品医薬品局に認可されています。


  日本でも実用化になる日が近いと思われます。


  人間にとって、ウイルスというと悪者扱いにされることが多いですが、現代においても、その存在
  は欠かすことのできないものかもしれません。
 

                            20168511830.pngのサムネイル画像

 EB(エプスタイン・バー)ウイルス感染症

  世の中には今まで聞いたことがない、いろいろなウイルスの感染症があります。
  この「EBウイルス感染症」もあまり馴染みがありませんが、実は非常に身近な感染症で、かなり
  の確立でかかる病気です。

  日本では、3歳までに70%以上の子供が感染し、成人では90%以上の人が感染しているといわ
  れています。


  原因となるのは、EBウイルスというヘルペスウイルスの一種で、ウイルスの発見者であるエプス
  タイン・バーの頭文字から名が付きました。


  あまり知られていないのは、感染してもほとんど症状が現れず、現れても風邪の症状ぐらいで済む
  ため、知らずにかかっていたことの方が多いからかもしれません。
  そして一度感染すれば免疫ができ、二度と感染することはありません。

  ただし、若年成人になってからかかると、血液中に大量の白血球がみられる「伝染性単核球症」と
  いう重い症状が生じることがあります。

  主な症状は、発熱・極度の疲労感・リンパ節の腫れ・咽頭炎や扁桃炎などが現れます。


  感染経路は、主に飛沫感染で伝染します。

  感染するとウイルスが白血球にとどまり、唾液中にウイルスを周期的に排出します。この時、最も
  他の人に感染する可能性が高くなり、キスや回し飲みなどの密接に触れ合うことで伝染してしまい
  ます。


  EBウイルスを調べるためには血液検査が必要ですが、症状が風邪などに似ていますので、まず
  アデノウイルスやインフルエンザといった他の感染症が疑われ、鼻などの粘膜の検査で済まされ
  てしまうこともあります。

  症状をよく観察しながら、医師に相談することが適切だと思われます。


  EBウイルス感染症には特効薬はありません。
  ウイルスが原因ですので抗生物質は効果がありませんし、現在実用化されている抗ウイルス薬も
  効果が認められていません。

  症状に応じて対症療法を行いながら、自然に治るのを待つしかありません。


  感染しても発症しない免疫力をつけることが、何よりも安心で重要です。

                                    20167291673.pngのサムネイル画像

 都が取り組む-感染症の職場まん延予防

  東京都は、風疹などの感染症を企業ぐるみで予防する取り組みを進めるため、昨年10月より
  「感染症対応力向上プログラム」を始めました。

  感染症が職場でまん延すれば、特に中小企業は事業継続が難しいということで、都が中心と
  なって、「感染症理解のための従業員研修」や「風疹の予防対策の推進」、「感染症事業継続
  計画の作成」の3コースを用意しています。


  なぜ風疹の予防対策かいうと、平成24年から25年にかけて大規模な風疹の流行が起こり、
  東京都の感染者の約9割が20歳から60歳の働く世代であり、職場が感染経路になったと
  いわれているからです。

  現在の20代から40代の人たちは、子供の頃に定期予防接種を受けた人が少ないため免疫
  不十分なその年代の男性を中心に感染が拡大したとされています。

  平成25年の風疹発症者は、約1万4300人に達しており、前年より激増しました。
  昨年はその約100分の1にまで激減しているようですが、数年ごとに流行を繰り返しており、
  警戒を怠ることはできません。


  上記3コースには達成基準があり、従業員研修なら従業員の8割以上が受講する、風疹の予防
   対策は抗体保有者が9割以上いる、となっています。

  その他企業にニーズに合わせて、結核やデング熱、ジカ熱、エボラ出血熱なども勉強すること
  ができるようです。


  アメリカの大学の研究では、風邪を引いたスタッフが一人いるだけで、オフィスの大半のもの
  が半日でウイルスに汚染されるという研究データを発表しています。


  職場が感染の中継基地になる可能性は十分にあります。

  ひとりの従業員が感染症にかかったときのリスクは、その従業員だけでは済まないため、企業
  にとって感染症の予防対策は十分に取る必要があります。


              2016722102413.jpgのサムネイル画像

 スーパー耐性菌の拡大懸念

  もうすぐオリンピックが開催されるリオデジャネイロの海岸で、抗生剤に強い耐性をもつ「スーパー
  耐性菌」が発見されたことが話題になっています。

  発見されたのは「カルバペネム耐性腸内細菌科細菌」で、「悪夢の耐性菌」の異名で最近、注目を
  集めているスーパー耐性菌です。

  カルバペネムというのは、最後の切り札といわれる強力な抗生物質のことです。


  この細菌の感染者数が急増し、世界的な広がりを見せており、米国疾病対策センター(CDC)が
  警告を発し危機感を強めています。

  アメリカでは、年間推定9,000人が感染し、約600人が亡くなっています。
  日本では、年間約1,300人が感染し、52人が亡くなったデータが取られています。


  現在、カルバペネム耐性腸内細菌科細菌に唯一有効だとして、「コリスチン」という、さらに強力
  な抗生物質が用いられています。
  コリスチンは1959年からある抗生物質で、重い感染症の治療に用いられてきました。腎毒性が
  高いため、一旦人体への使用を中止していましたが、近年、耐性菌の出現により、最終選択薬とし
  て再び使用されています。

  しかし、5月にそのコリスチンすら効かないカルバペネム耐性菌の感染がアメリカで初めて確認さ
  れました。
  すでに中国や欧州では確認されていましたが、感染が確認された女性は海外渡航暦のなかったため、
  拡大が懸念されています。


  耐性菌が増え続けている原因は、抗生物質の使い過ぎだと言われています。

  世界の抗生物質の使用量は増え続けており、特にインドの消費量が激増しています。
  インドでは、強い抗生物質でも簡単に手に入れられる状況であり、軽い病気でも、すぐに治そうと
  抗生物質を多用する傾向があるようです。
  そのため、耐性菌を爆発的に増やしていると指摘する専門家もいます。

  日本では、風邪であっても、とりあえずといった形で抗生物質を出す医師が非常に多くいると思わ
  れます。
  しかし、ウイルスに対して抗生物の効果はありません。2次感染の予防にもならないといわれてい
  ます。


  耐性菌の拡大は世界的な問題となっており、日本政府も、2020年までに抗生物質の使用を3割
  減らす方針を掲げました。

  患者になる側も、抗生物質に関する知識を持ち、無用な薬の摂取を控えることは大切です。

                              2016715114122.pngのサムネイル画像

 森林や草地にいる-マダニ感染症

  この季節は、キャンプやハイキング、昆虫採取など屋外で活動する機会が多くなります。

  それに合わせるように春から秋にかけて活発に活動するのが、“ダニ”です。

  ダニの中でも「マダニ」は、主に森林や草地などの屋外に生息し、刺されるリスクが高くなる季節
  でもあります。

  マダニは、アレルギーなどの問題になる寝具や衣類などに発生するヒョウヒダニとは全く種類が違い
  ます。


  このマダニで問題になっているのが感染症です。


  「重症熱性血小板減少症候群」(SFTS)というダニ媒介性感染症で、2011年に中国の研究者
  らによって発見された「SFTSウイルス」が原因となります。

  日本では、2013年1月に初めて確認されましたが、その後の調査で2005年から感染していた
  事例があったことが確認されています。


  2013年3月から本年6月までの統計で、日本での感染者数は185人が確認されており、毎年
  約60人が感染しています。
  地域別でみると、石川県以西でのみの発生となっています。


  すべてのマダニがSFTSウイルスを保有しているわけではありませんが、保有率など詳しいことは
  分かっていないようです。


  SFTSウイルスを保有しているマダニに咬まれることにより感染し、6日から2週間程度で、熱など
  風邪に似た症状が出て、重症化すると神経症状、リンパ節腫脹、出血症状など様々な症状を引き
  起こします。

  致死率は、最近の調査で6%程度とされています。


  予防はダニに咬まれないようにするしかありません。
  野山、草むらに出かける際には、できるだけ肌の露出をさけ、直接草むらに座ったりするのは避け
  ましょう。

 

                               201671165034.pngのサムネイル画像

ページ上部へ